初心者の方に役立つロードバイクの選び方 7つのステップ

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最近のスポーツタイプの自転車ブームの関係で、街中でもロードバイクをよく見かけるようになりましたね。

軽量なロードバイクは市街や郊外のオンロードで(舗装路)で高い巡航性能を発揮し、空気抵抗を考えて設計された車体とその軽量さにより楽に遠くに移動できる自転車です。

街中や自然・空気のキレイな山間部、郊外をロードバイクで駆け抜ける爽快感は、自動車には無い“移動する”という楽しみを味わえます。

シティーライドやダイエット、フィットネス、通勤、ロングライド、さらにはレースなどその楽しみ方は様々、あなたもロードバイクライフを始めてみましょう。

初めてだと悩んでしまうロードバイク選び

「それでは、ロードバイクを買ってみましょう。」と言っても、初めてロードバイクを購入する人にはとても困難に感じることですよね。

多くのメーカー、モデル、サイズ、価格帯の中からあなたに合った一台を選ぶのは容易なことではないと思います。

購入後、適切なメンテナンスを行うことにより数年は快適に使い続けられますので、長いお付き合いになる買い物です。

私の場合はロードバイクを購入しようと決断してから実際に購入するまで一か月は掛かりました。

そんな私の体験を元に、このページでは初めてロードバイクを購入する方に役立つ情報やポイントを7つのステップを通してご紹介したいと思います。

STEP1:まずは目的を明確に

まずはどんな目的でロードバイクに乗りたいか考えてみましょう。

  • シティーライド、街中の移動に
  • ダイエットに
  • フィットネス、健康のために
  • 通勤用に
  • ロングライドでサイクリングを楽しみたい
  • ロードバイクレースに出たい
  • トライアスロンに出たい

このような目的でロードバイクを購入する方が多いと思います。

まずはあなたがロードバイクに乗って一番やりたいことを考えてみましょう。

明確な目的があればロードバイク専門店を訪れた際に店員さんに相談しやすく、最適な一台が見つけやすくなると思います。

STEP2:次は予算を決めましょう

買い物や最寄り駅、隣町まで行くだけのシティーライド中心の場合はクロスバイクや10万円以下のエントリーモデルでも快適に使えると思いますが、ロングライド、フィットネス、ダイエットなどのスポーツ目的や通勤に使いたい場合は10万円以上のミドルレンジモデルが長く快適に使えるでしょう。

100km以上のロングライドをしたい、ロードバイクレースやトライアスロンに出てみたいという方は15万円以上のミドルレンジ~ハイエンドモデルでコンポーネントもある程度良い物を選ぶことがおすすめです。

ただ目的別に予算を組むのはあくまでも目安ですので、余裕のある場合は通勤目的でも30万円以上のものを選んでも良いですし、ロードバイクレースに出たい場合でもまずは10万円台のロードバイクから始めるという形でも良いでしょう。

そして、ロードバイク以外にもヘルメット、ペダル(付いていない場合)、シューズ、ウェア、ライト、パンク修理セット、保険などの分の予算が必要になりますが、これらはまずはヘルメットとライト、保険だけを揃えて後は少しずつという形でOKです。その場合は2~3万円もあれば良いでしょう。

フレームの素材はどうする?

ロードバイクのフレームはアルミ、カーボン、クロモリに大別されますが、今は20万円以下の多くがアルミフレーム、20~30万円はフルカーボンであったりフォーク部分だけカーボンで残りはアルミフレームなどの組み合わせのフレームもあり、そして30万円以上の多くがフルカーボンフレームのロードバイクだと思います。

※フォークの解説はこちら(Wikipediaへのリンクです)。

つまり一般的なロードバイク専門店で選べるフレームはこうなります。(金額は目安です)

  • アルミフレーム(~20万円)
  • カーボンフォークのアルミフレーム(15~25万円)
  • フルカーボンフレーム(25万円~)

カーボンフレームは剛性を保ちながらも軽量で衝撃吸収性が良いため、軽さと乗り心地の良さを体感できますが、フルカーボンフレームは近年はリーズナブルになったと言えど完成車(フレームやホイール、コンポーネントなど一式セットで販売している自転車)で20万円以上はすると思います。

逆にアルミフレームはカーボンフレームよりも重量がありますが、高い剛性があるためペダリングの力がダイレクトに自転車に伝わると言うメリットとその分硬い乗り心地になるというデメリットがあるのが特徴です。

フレーム素材も目的、予算とともにある程度決めておくことでより選び安くなるでしょうが、初めてのロードバイクの場合はわずかな剛性や重量差を感じられない場合が多いため、こんな素材があるんだという風に頭に入れて置くだけでも十分だと思います。

私の場合はトライアスロンに参加したい、そして今まで乗っていたマウンテンバイクがアルミフレームだったため、ロードバイクは絶対フルカーボンと最初に決めていました。それでも、フルカーボンバイクの1台しか持っていないため、アルミやカーボンの特徴の違いはよくわかりません。

STEP3:ロードバイク専門店に行きましょう(メーカー選び)

目的と予算がある程度決まったらロードバイク専門店に行ってみましょう。

出来るだけ多くのメーカー、モデルを店内に並べている店舗に行くことがおすすめです。東京在住の方には常時店頭に500台以上の完成車を展示しているという「Y’s Road 新宿本館」店がおすすめです。

百聞は一見にしかず、ということで多くのロードバイクを直接見ることで、メーカーの公式サイトやカタログにはないバイクの色合いやフォルムなどの特徴を感じることが出来、そして専門店で働いている知識豊富な店員さんに相談が出来るので、初めてのロードバイク探しに必ず役立ちます。

メーカー選びではGIANTはコストパフォーマンスが良いと言われているのでコスパ重視の方にはおすすめです。(その理由で私の家族もGIANTを乗っています)

GIANT以外にもブランドイメージの高いピナレロ、コルナゴ、デローザのイタリア3大ブランドや、トレックやキャノンデールなど根強い人気のアメリカのメーカー、ファッション性の高いブランドとして人気のビアンキやルイガノ、そしてトライアスロン大会では良く見かけるceepoやサーヴェロなど他にもたくさんのメーカーが。

数多くのメーカーのバイクを直接見ることによって、こんなデザインのロードバイクを探していた、と予期していなかった出会いがあることも。

そのため多数のメーカー、ロードバイクを揃えている専門店に何回か足を運ぶことはロードバイク探しに役立つこと間違い無しです。

私の場合はこれだ!と思うロードバイクが見つかるまで2~3回はお店に足を運んだのでこの段階は焦らず探すことが一番です。

モデルチェンジの時期に注意

例えば、2014年から2015年のモデルが切り替わる場合などはロードバイク探しが難航する場合があります。

それは欲しい一台とサイズが決まっても、モデルチェンジのためショップやメーカーに在庫が無く、買えなくなってしまう場合があるからです。

3月中に私はロードバイク探しを始めましたが欲しい一台とサイズが決まっても中々在庫のあるお店が見つからず数件のショップに電話してやっと一台在庫が見つかりました。

この時期は早めに欲しいロードバイクを決めて注文をするか、無理せず来シーズンのモデルが登場するまで待つという手も。

在庫整理のためにセールを実施しているショップもありますので、通常よりお安く買えるというラッキーな場合もあります。

STEP4:試乗サービスを利用しましょう

初めてロードバイクを購入するのに、特に10万円以上のミドルレンジモデルを一度も乗らずにカタログや店頭で見ただけで一度も乗らずに購入するのは勇気が必要ですよね。特に複数の候補があって、どれにしようか悩んでいる場合はなおさらです。

そんな時はロードバイクの試し乗りの出来る試乗サービスを利用しましょう。

小さいショップでは試乗車を用意していない場合がありますが、Y’sRoadなどの大きなスポーツバイク専門チェーンであれば店舗ごとに2~3台の試乗車を用意している場合がありますので、欲しいモデルと全く同じロードバイクの試乗が出来る場合は稀だと思いますが、同じメーカーのグレードの近いモデルであれば試乗できる可能性は十分あると思います。

ショップによって異なりますが、免許証などの身分証明書を提示するだけでヘルメットを貸してくれ、スムーズに試乗が出来るのでとても便利です。

ショップの試乗サービス以外にも年に一度、11月の上旬に千葉の幕張メッセで開催しているサイクルモードや、神宮前外苑を走る「プレミアム・バイク・インプレッション」などのイベントでは数多くのロードバイクの試乗が可能です。

有名なサイクルモードなどは毎月開催されていないのが残念ですが、お住いの地域で近いうちに何か自転車のイベントや試乗会がやっていないか探してみると良いと思います。

試乗はなんとなくでOK

私はロードバイクを購入する前はCannondaleのマウンテンバイクを乗っていたため、ロードバイクもすぐに乗りこなせる自信がありましたが、やっとロードバイクに慣れてきたと言えるまで2~3ヶ月は掛かったと思います。

ロードバイクを乗りこんでいる中級者以上の方だと試乗の際も、「このコンポのシフトチェンジは軽快だ」「確かにこのメーカーのこの特徴は良いな」「ちょっと柔らかいフレームだな」などと細かな違いが分かるかと思いますが、初めての方だとそのような細かな違いは感じられないと思います。

それでも、「何となく違うなぁ」「こっちのほうが良い感じがする」という大体のフィーリングはとても大切ですので、ハッキリと分からなくても良いんだという感じで楽しんでみると良いでしょう。

STEP5:欲しいメーカー、モデルが決まったらサイズ選び

ついに欲しい一台が決まりましたね!ここまで大分時間が掛かったと思います。大変お疲れさまでした。(私は3週間掛かりました)

次はそのモデルのあなたの体格にあったサイズを選びましょう。

この部分はご自分で身長や各寸法を計ってカタログから適切なサイズを選ぶことも出来ますが、初めての場合はショップに相談してみると良いでしょう。

身長を聞いてサイズをすすめるだけのお店もありますが、足や腕の長さ、股下の長さなどサイズ選びに重要な各寸法を測った後、適切なサイズを選んで展示車にまたがらせてくれる親切なショップもありますので、そういったショップを探すのが良いでしょう。

私はY’sRoadのバイオレーサーというロードバイクの適切なフィッティング・サイズ選びを、専用の機械を用いて導いてくれる有料のサービス(私の場合は1,000円コース)を利用しました。

ロードバイクは空気抵抗を減らすために強い前傾姿勢で乗るように設計されているため、慣れていない場合は小さめのフレームを選びそうになってしまいますが、きちんと体を測った上でサイズを選べば失敗しないサイズ選びが出来ると思います。

STEP6:コンポーネント選びはとっても大切!

自転車のコンポーネントってご存知ですか?フレームやハンドル、サドル以外の自転車の細かいパーツの総称です。

ロードバイク購入後、日々のメンテナンスとしてチェーンやスプロケット、クランクと言った駆動部分のお掃除やオイルアップが必要なので少しずつ各名称を覚えて行くと思いますが、購入後にコンポーネント一式をグレードアップさせるのは結構お金が掛かります。

そのため完成車を注文時にコンポのアップグレードが出来る場合、予算に余裕があればなるべくShimanoコンポで言うと10速あるティアグラ以上のコンポーネントを選ぶことがおすすめです。

コンポーネントはロードバイクに乗り始めたばかりの段階や短い距離だけを走る場合などはグレードの低い物でも不便に感じませんが、「レースに出たい」「ヒルクライムをしたい」「長距離を走りたい」という方には良いコンポーネントがおすすめです。

特にヒルクライムなどの山間部を走る場合はギアチェンジを頻繁に行うことになるので、良いコンポだとギアチェンジがスムーズに出来て快適に走れます。

私の場合はShimanoの105かその上位グレードのULTEGRAにしようか悩みましたが、レースにも出れて値段も手ごろと評判のコスパの高い105を選びました。

最初はぴんと来ないと思いますが、乗れば乗るほどコンポーネントの重要性を実感していくと思いますので、予算に余裕があれば少しでも良い物を選びましょう。

STEP7:意外と重要!購入するお店選び

コンポーネントと同じくとっても重要なのが購入するお店選びです。

ロードバイク専門店は常に在庫を抱えてわけではありませんので、欲しい一台が決まってもメーカーに取り寄せてから納車することになるので、メーカーに在庫があれば多くのお店で買えることが出来ます。

そうすると、どんなお店で買うかがとても大切になってきます。

売ってお終いで何かあったら来てねというお店もありますが、私の利用している「Nicole Euro Cycle」(東京都世田谷区駒沢)は半年に一度くらい定期メンテナンスのお知らせをハガキで送って来てくれます。

他にもプロチームの元専属メカニックでもありJ SPORTSの解説をしている永井孝樹さんのショップ「Positivo」(東京都世田谷区)では快適に乗るためにとっても重要な自転車のポジションのセッティング(サドルやハンドルの位置・高さ・角度の調整)を購入後に行ってくれたり、自転車カルテ(有料)を用意したりとの大きなこだわりが。

そして、私もホイールのフレ取りをお願いしたことのある「Cycle Center Yoshioka」(東京都昭島市)では安全性や性能の向上のために購入時にロードバイクの各パーツを一度細かく分解し整備してからまた組み上げていくと言ったサービスを提供しています。

ショップとは購入してからも長いお付き合いをすることになるので、家の近くだからと漠然と選ぶよりは、特徴的なサービスを提供している“こだわりのある”お店を選べればロードバイクライフがもっと快適になります。

ネット通販はおすすめしません

ロードバイクも家電や食品と同じようにネット通販では実店舗での販売価格よりもかなりお得なため大きな魅力を感じますが、ネット通販での購入はロードバイクを乗り込んでいて、細かな調整、メンテナンスやオーバーホール(クリーニング)も出来ると言う上級者の方以外ではあまりお勧めできません。

まず1つ目の難題はショップや商品によっては完成車として納品されない場合です。各パーツ用の工具やトルクレンチが必要になり知識も必要なため初心者には難易度が非常に高いと思います。

そして2つ目はメンテナンスです。ネットショップではメンテナンスを行っていない場合がほとんどだと思います。安全な状態でロードバイクを乗り続けるためにも定期的なメンテナンスを行っている専門のショップのほうがはるかに安心です。特に乗り始めは初心者では調整の難しいブレーキ・シフトケーブルが少しずつ伸びてきますので、1ヶ月目、半年、一年後としっかりと点検を受けられるお店が断然おすすめです。

ショップで購入すればすぐに乗れる状態で納車してくれて定期的なメンテナンスを行ってくれる場合も多いので、ネット通販は避けたほうが良いでしょう。

まとめ

長くなりましたが、私が実際に初めてロードバイクを選んだ際に得た経験や調べたことを紹介させて頂きました。

1万円以下で購入できる自転車もある中、10万円以上するロードバイクを購入しよう言うのは大きな決断が必要だと思いますので、少しでもこの情報が役立てば嬉しいです。

私は探し始めてから注文して納車されるまで一か月は掛かりましたので、焦らずゆっくり探していくのが一番だと思います。

これだ!という一台を見つけてロードバイクライフをぜひ満喫してください。

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