アイアンマンになりたいあなたへ~アイアンマン・トライアスロンの費用対効果について考えてみる~

Ironman 70.3 Florida 2012

海外では熱狂的な支持者が多いアイアンマン・トライアスロン(IRONMAN)。スイム3.8km、バイク180km、ラン42.2kmと全長226kmのコースを制限時間17時間以内に完走しなくては行けない過酷なレースです。

2013年にスタンダード・ディスタンスのトライアスロンを始めた私は、せっかく始めたなら自分の限界に挑戦してみようと思い、翌年に初めてのアイアンマン・ディスタンスの五島長崎国際トライアスロン大会、通称バラモンキングに参加し初完走。同年の当時北海道の洞爺湖で開催されていたアイアンマン・ジャパンにも参加しました。

そして、今年は2016年7月24日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のウィスラーで開催されたアイアンマン・カナダにも参加し完走をしました。

アイアンマン・ディスタンスの完走は3回、アイアンマン・シリーズのオリンピック・ディスタンスである5i50にも今年1度参加したのでアイアンマン・シリーズは合計3回参加したことになります。

  • 2014年 アイアンマン・ジャパン北海道
  • 2016年 5i50バンクーバー・トライアスロン
  • 2016年 アイアンマン・カナダ

5i50シリーズはそうではありませんが、アイアンマンが他のトライアスロンと異なるのは何と言ってもエントリー料の違いです。スポーツの1DAYイベントの参加費としては8万円前後することもあるという破格なアイアンマン。

その費用にあった参加価値があるのか今回は考えてみたいと思います。

アイアンマンのエントリー料の比較

Money

ミドル・ディスタンスシリーズとして人気の70.3のエントリー料は5万円前後、アイアンマンとなると8万円前後と他の大会よりもはるかに高いエントリー料が特徴のアイアンマン・シリーズ。

私が北海道で参加したアイアンマン・ジャパンは88,560円(2015年)、アイアンマン・カナダは60,840円(780カナダドル)、参考までに私が観光で行ったことのあるアメリカNY州レイク・プラシッドで開催されるアイアンマンは早期割引で75,480円(740アメリカドル)、直前の申し込みで83,130円(815アメリカドル)です。

(現在のレートを参考に1アメリカドル102円、1カナダドル78円で計算。)

現在は円高のため、カナダのアイアンマンなどは割安に感じますが、為替状況によっては8万円前後になることが一般的で、上記の料金に対して50ドル以上のシステム手数料もかかります

国内のロングの大会のエントリー料

参考までに国内のロング・ディスタンスの大会の2016年のエントリー料がこちらです。

  • 五島長崎 国際トライアスロン大会/35,000円
  • 佐渡国際トライアスロン大会/38,000円
  • 全日本トライアスロン宮古島大会/40,000円
  • 全日本トライアスロン皆生大会/39,000円

アイアンマンのエントリー料は3万円以上高く、為替によってゆうに倍以上となります。

ここで大事となってくるのはアイアンマンにプラス3万円以上の付加価値があるのかということです。

アイアンマンの3つの付加価値

Ironman Canada 2014

アイアンマンに参加してみて、国内のロングの大会には無いと感じた3つの要素があります。

  • 完走することで得るアイアンマン(鉄人)の称号/プライスレス
  • ウェルカムパーティなどで振る舞われる食事/2,500円相当
  • オリジナルグッズ(無い場合もあり)/5,000円相当(予想)

値段的な価値は計れませんが、アイアンマンを名乗れるという点が大きな特徴。

ただこれは五島や佐渡のアイアンマン・ディスタンス以上のトライアスロン完走者も、運営している団体が違うというだけで全く同じ競技を行っているので、十分誇れる点だと思います。

そして、ここからは大会によって内容が変わってきますが、北海道のアイアンマンではウェルカムパーティーで食事を振る舞ってくれましたし、アイアンマン・カナダでは多くのレストランで使用できる25ドルの食事券を配っていました。

同じくアイアンマン・カナダでは作りのしっかりしたアイアンマンロゴの入ったリュックも参加者全員に配布していました。

食事の提供やオリジナルグッズの配布は国内の大会には無い点だと思います。

ただ肝心の金銭的な付加価値としては1万円には到底達しないので、公式のアイアンマンを完走してとにかくアイアンマンの称号を得たい、という人以外では魅力は少ないと思います。

肝心のエイドの内容も五島のトライアスロンのほうが2回参加したアイアンマンよりも、地元の特産品を含んだ充実の補給内容でしたので、この点でも劣っていると思います。

まとめ:熱狂的なアイアンマン支持者でないと魅力は薄いかも

エントリー料だけで8万円前後もすることから、熱狂的なアイアンマン支持者で無いと国内のロングの大会やCHALLENGE FAMILY(英語サイト)というアイアンマンの次に有名なアイアンマン・ディスタンスシリーズのレースが良いかもしれません。

同じアイアンマンでも大会によってはかなりエントリー料に開きがあるので、一度はやってみたいという人は、あえて割安な大会を選ぶというのが良いかもしれません。

やはり高額なエントリー料はその分運営会社であるワールド・トライアスロン・カンパニーに行くだけだと思いますし、世界選手権の参加権利を得るためのくじを販売していたのが問題になったりと、運営団体にはプロモーションが上手いという以外はあまり良い印象はありません。

個人的には2回もアイアンマンに出たので、次回アイアンマン・ディスタンスに参加する時はCHALLENGE FAMILYを選びたいと思います。