トライアスロンの大会をウェットスーツ無しで参加して感じた7つのポイント

Triathlon 2011

トライアスリートなら誰もが持っているウェットスーツ。国内では多くのトライアスロンの大会で着用が義務付けられ、持っていないとほとんど競技自体が出来ないという必要不可欠な存在です。

浮力があるため下半身が沈まず上半身だけで進め、脚をバイクとランに温存できる。浮力の恩恵でスピードが上がる。そして、オープンウォーターという環境下では大きい保温という効果を与えてくれる、という良いこと尽くめなアイテムです。

私の場合は2015年ごろからオープンウォータースイミングの大会に興味を持ったことにより、一部の大会はウェットスーツ着用不可であることに気付いたこと、アイアンマンでも水温24.5℃以上であると表彰やコナのスロットの対象外となること、そして私にとってトライアスロンは自分自身の挑戦ということで、ウェットスーツ無しで大会に出てみようと思い、2015年から参加した3つの大会ではウェットスーツ無しで全て出場しました。

私の印象では海外では着用義務の大会は少ないですが、ウェットスーツ無しで大会に出場している選手はごくわずかな数で、その中ではウェットスーツを持っていないリレー部門の選手が多く、エイジ枠でウェット無しという少数派の一員になってしまった感じがあります。

それでもウェットスーツ無しで大会に参加して感じたことがいくつかあるので、それをまとめたいと思います。

私が購入したのはネオスポーツのウェットスーツ

まずは私が購入したのはネオスポーツというブランドのウェットスーツ。初参加のトライアスロンの2週間ほど前の2013年5月に楽天で購入。それ以来オリンピックディスタンスで2回、アイアンマンディスタンスで2回と計4回着用しました。

オーダーではなく既製品のため、価格も2万円弱と安かったことが購入の一番の理由で、ノースリーブのため肩を動かしやすい、ということも魅力的に感じました。

ただどうしても既製品は自分の体にぴったり合うことが少ないため、首と肩回りの締め付けがきついことに反して、お腹周りはかなり余裕があること。そして、泳ぐ際は首と肩の部分が開き水が入ってくるため、わずかながら抵抗を感じ、そして保温性が下がるというデメリットがあります。

オーダーのウェットスーツはロングジョンの物で4万円台からということに対して、2万円という価格面でのメリットは、当時ロードバイクから自転車用品一式をまとめて揃えた自分には一番嬉しいことでもありました。

ポイント1:呼吸が楽

今まで既製品の体に合わないウェットスーツを使っていたためか、泳いでいる最中の胸の圧迫が強くて呼吸が少し辛く感じていました。

ウェットスーツ無しで泳ぎ始めてから呼吸がずいぶん楽に。ただこれはオーダーのウェットスーツをお持ちの方であれば問題は無いのかもしれません。

ポイント2:スタート前が寒い

トランジッションエリアにバイクやウェアをセットしてからは、通常はウェットスーツを着た状態でスタートを待ったり入水チェックをしますが、ウェット無しの場合はトライアスロンウェアか水着で待つことになりますので、天候によってはかなり冷えます。

特にスタート前の入水チェックは、体が冷えるのでスタートまで何もしないで待つという場合がほとんどです。

水中だけでなくてもウェットスーツの保温性の恩恵は大きいです。

ポイント3:水中で冷える

これは一番大きなポイントですが、水温によってはかなり水中で冷えます。

水温30度前後のプールに比べてオープンウォーターの場合は水温20度前後が多いと思いますので、あまりに低温の場合にはウェットスーツを着用したほうが良いと思います。

私の経験上19度までなら何とかウェットスーツ無しでも問題ありませんが、それ以下となるとかなりその後のパフォーマンスに影響します。

一度メルボルン近くのミドルの大会に参加した際はウェット無しで、水温がかなり低い過酷な条件で泳ぎました。水に入った瞬間氷のように感じて何度か完泳を諦めかけましたが、乗り切ることができました。

(正確な水温は大会側が発表していないので不明ですが、同日の午後のメルボルンの水温が17度でした)

ただ、水中で冷やした体の疲労は激しく、スイムの影響でお腹を崩してしまったため、タイムにもリカバリーにも大きく影響しました。

対応可能な水温には個人差がありますので、注意が必要です。

ポイント4:ウェット無しでもタイムは変わらなかった

ウェットスーツ無しでも意外とタイムへの影響はありませんでした。

ただこれはトライアスロンを始めてから泳力が上がったことと、オープンウォータースイム慣れをしてきたことが影響しているのかもしれません。

そしてコースによりスピードが出にくい、出やすいと言ったことがありますので、同じ大会で無いと比較が難しいんでしょう。

ポイント5:体力を消耗する

ウェットスーツ無しの場合は有りの場合よりも若干体力、特に脚を消耗すると感じました。

後半に向けて少しでも脚を温存したい人にはやはりウェットスーツは必須だと思います。

ポイント6:トランジッションが早い

トランジッションのスピードはかなり速く感じました。

トライアスロンウェアを来て泳ぐ場合はトランジッションエリアについてそのままヘルメットを被ってシューズを履けばすぐにスタートできます。

ウェットスーツを脱ぐ時間以上に早く感じました。

ポイント7:荷物・後片付けが楽に

荷物の容易と後片付けはかなり楽になりました。

トライアスロンは多くの機材は必要なため、準備や後片付けに手間がかかりますが、ウェットスーツを自宅に帰ってから洗って乾かすという作業が無くなるだけでも、楽に大会に参加できるように感じます。

この点は横着をするなと言われてしまいそうですが、海外の都市型の大会の参加でしたら宿泊先からトライアスロンウェアで自転車に乗って会場に行って、競技してそのまま帰るということが出来てしまう手軽さが、癖になります。

まとめ

wetsuits

泳力に自信があって、上位を目指すわけではないならウェットスーツは無くても良いかも。

ここまでまとめてみて、やっぱりウェットスーツは大きなアドバンテージになるなぁと思いましたが、それでも泳力に自信があって、上位を目指さずに自分自身の記録や目標に挑戦するという人であればウェットスーツ無しでも良いかもしれません。

特にオープンウォータースイミングの経験のある人や、泳力があって初めて参加する大会での着用義務が無いという場合なら良いと思います。

私の場合はノルウェーで有名なノースマンというトライアスロンに興味を持ちました。その大会のスイムレグでの湖の水温は10度少しと超低温。それに耐えるためには、20度くらいの水温ならウェットスーツを着ていてダメだと思い、ウェットスーツ無しでの大会の参加を始めました。

今はその大会に参加する予定はまだありませんが、今年もウェットスーツ無しでトライアスロンを楽しみたいと思っています。

ウェットスーツは着たくないけど、着なくちゃいけないの?と思っている方の参考になれば嬉しいです。

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